2008年6月6日金曜日

Milton Brown & His Brownies


これは、イギリスのProperから出ている4枚組のボックス。1930年代半ばのヴィンテージ録音106曲が収録されており、これだけでも戦前のウエスタンスウィングにかんする貴重な情報といえるかもしれません。
彼のことを知ったのは、比較的最近のことで、ブルース・シンガー、ロバート・ジョンソンのダラス録音のとき、その前後にウエスタンスウィングのアーティストが録音していたことに興味を持ってから。

京都HOTDISCから、最近購入しました。

彼について、詳しいことはまだよく分からないのですが、とにかくこのボックスはめちゃくちゃ楽しい。

Disc One の26曲目、Down by The O-H-I-O は、たしかWashboard Rhythm Kingsもやっていたなぁ。

Jazz,Blues, Jive, Hilbily なんでもありで、しかもパッチワーク的な散漫さは皆無。

Bob Willsもそうだったけど、1930年代、テキサス(とくにダラス)の白人演奏家は、貪欲にさまざまな音楽を吸収して自分のものにしていた。

その本家がMilton Brownだったのでしょうか?

テキサスの音楽に特有の、音の明快さも、このボックスからよく伝わってきます。

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